みなさん、こんにちは。小机院の川崎です。

 

残暑が厳しい今日この頃ですが、八月の猛暑に比べるとやや過しやすくなってきたのではないでしょうか。

ようやく秋の到来ですね。

 

さて、今回は前回の予告通り、肘内障のお話をさせて頂きます。

その前に、、

 

秋と言えば、スポーツですよね。小学二年生の長男の運動会も今月行われます。最近は春に運動会をやる学校も多いようですが、

やっぱり運動会は個人的には秋が好きですね。お父さんやお母さんも日頃の運動不足を解消する機会

でもありますが、怪我に十分注意したいですね。

 

 

 

 

 

 

私も、毎年運動会参加しているのですが、必ずと言っていいほど数名の父兄の方は怪我されて、

時には救急車搬送される方もいます。

 

残念なことですが、これ「加齢」なんですね。加齢とともに、筋肉は減少し、筋肉そのものが委縮するため、

どうしても中高年になると怪我が多くなります。

 

特に若い時にスポーツやっていたお父さんに多いみたいですね。若い時のイメージが脳にあってその動きを

しようとするのですが、身体が付いていけない、無理した結果怪我をしてしまう、ということかもしれません。

 

 

さて、そんな中で子供の怪我も要注意です。運動会では子供と一緒にする競技もありますよね。スキンシップ、

大切ですから親御さんも思わず力が入りますね。でも、気持ちは分かりますが、子供の手はあまり強く引っ張ら

ないようにしましょう。

 

 

急に手を引っ張っぱると、「腕が抜ける」、腕が亜脱臼になります。これを「肘内障」っていいます。

症状としては、激痛、腕が垂れて、やや屈曲、腕は痛くて動かせなくなります。腫れとか熱はありません。

 

 

これは日常生活でも、子供と手をつないで歩いていて、急に手を引っ張ると起きます。急に子供が泣きだして、

手をだらーっと下げて、お母さんはどうしたらいいかわからず、おろおろしてしまいますね。

 

 

肘内障とは、肘に付いている橈骨(とうこつ)輪状靱帯から前腕の骨が潜り抜けることで発生する橈骨輪状靱帯外亜脱臼です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学齢前(2~4歳)の幼小児特有の障害で、最も多い原因は親が手を引っ張った際に発生します。

手を強く引っ張ることで上述の靱帯が抜けて、腕全体を動かすと激痛が走ります。一般的に予後良好

(それほど重症には至らず後遺症も少ない)とされていますが、恐いのは、日常的な生活動作で容易

に起きてしまうところです。

 

さて、万が一、この肘内障が起きてしまったらどうしましょう!

 

まずは、応急処置として患部への冷湿布や提肘(三角巾やタオルなどで患部を首からつるすようなイメージ)

をして、速やかに病院や整骨院に行くことが一番です。

 

 

整復方法は一応あるのですが、その現場に直面して動揺している状況では難しいと思いますので

ここでは割愛します。

 

また、予防法は子供の手を強く引っ張らないことです。引っ張るなら上腕(二の腕)を引っ張ってください。

これだけで結構予防されると思います。

 

では、楽しい秋の運動会、スポーツを楽しんでください!

 

 

 

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