気象庁の発表によりますと6/7から四国から関東にかけて一斉に梅雨入りしたようですね。

梅雨と言うと雨のイメージが強いので、雨が降っていないと梅雨の感じがしない今日この頃。

バイク通勤の自分にとっては大助かりなのですが、野菜や果物などの農作物や水不足は大丈夫なのでしょうか。

どうも、三ッ沢下町院です。

 

前に、腰痛になりやすい生活習慣(前弯編後弯編)についてお話しさせていただきました。

腰痛関連で先日こんな話がありました。

腰

 

80歳の女性の方でした。

以前は肩こりや猫背からくる背中の辛さが主な症状でした。

最近は長時間立っていると腰も辛くなるのよ、なんていいながら腰の治療もおこなっていました。

 

一月前のある日のこと、いつものように「腰が辛いのよ」とおっしゃいます。

「いつもと同じところですか?」と聞くと

「今日はもうちょっと外側…かな?」と肋骨の後辺りを指さします。

「ここですか?」と指さした所を触りながら尋ねると

「あれ、違うな…。前の方が痛いのかな?」と今度は肋骨の前側を指して深呼吸をすると辛いとおっしゃいます。

 

この時点で肋骨かな?と思いました。

しかしそうではなく…

 

前の方を触ってみると「もうちょっと下の方かな。お腹の方が痛いみたい。」とおっしゃいます。

実際にみせてもらうと、お腹がタプタプしていて水が溜まっているような感じでした。

その部分を触っただけで痛がっていました。

 


 

因みに…

お腹に水が溜まっている状態を「腹水」といいます。

肝硬変を始め、腎臓や心臓の疾患で現れることがあります。

細かい説明はあえて省きますが、簡単に言うと内臓の疾患で現れる症状なんです。

 


 

この患者様の場合、痛みの部位とその症状から肝臓の病気の疑いがありましたので医師の診断をすすめました。

この時は、腰の施術は軽めにしてあまり触らず、首や肩の施術に重点を置いて施術しました。

 

それからしばらく来院されていなかったのですが、

三週間後、その患者様が立ち寄ってくださいました。

 

お話を聞くと、やはり肝臓の具合が悪かったようで、お腹に水が溜まっていたようでした。

一週間ほど入院して治療したらよくなったとの事でした。

気付いてもらえてよかったね。と医師から言われたようです。

 

そうなんです。

腰痛かと思っていても、その裏に内臓の病気が隠れていることがあります。

ただの腰痛と軽視せず、長期間続く様なら検査を受けるのもいいのではないでしょうか。

 

皆さん、健康管理には気をつけましょう。