こんにちは。
年も明けて、いつの間にか1月も中旬ですね。
本当に月日の流れを早く感じるようになりました。
少し前まで高校3年生達が部活でのケガの治療をして引退を見守っていたのも、つい最近のように感じます。
そんなみんなもセンター試験直前。
試験のために勉強するのはもちろん大事ですが、
ここでいちばん大事なのは、ベストコンディションを保つことです。
試験当日体調が悪かったらこれまでの努力が元も子もなくなってしまいます。
そこで体調管理のため、鍼灸院として“東洋の知恵”を紹介したいと思います。
西洋医学のお薬とは違い「眠くなる」という副作用も少なく、強い味方になると思いますよ。
まずは肩のこりや目の疲れを取り、胃を丈夫にして免疫力を上げる万能つぼ。
″曲池”
「腕を曲げると肘にしわができますが、その辺りにあるのが『曲池(きょくち)』というつぼ。
指で押して“痛気持ちいい”ところです。ツーンと響くように感じる人もいます。
ここは押すだけでも効果がありますが、さらにいいのは、お灸を据えることです」
本格的にお灸を捻って据えるのは難しいと思いますので、
最近では肌にシールで貼り付けられる手軽な「せんねん灸」などもあります。
ドラッグストアなどで数百円程度から手に入ります。
お灸が初めてなら、「やけどしない?」「熱くない?」と心配になる人もいるかもしれませんが、
熱かったら、我慢する必要はありません。すぐ取っても十分効果はあります。
逆に、熱さどころか、温かいとも感じなかったら、何度か続けて同じつぼにお灸を据えてもいいです。
ポイントは、「気持ちよい熱さかどうか」。
これなら勉強しながらでもできますね。
良ければ試してみて下さい。
また、風邪をひいたかなというときには、
″大椎”
頭を前に少し傾けると、首の付け根に飛び出る骨がありますよね。
そのすぐ下に『大椎(だいつい)』というつぼがあります。
ここを温めると風邪に効果があるんです。
首の後ろにドライヤーで熱風を当てる「ドライヤー灸」もおすすめです。
洋服の上からドライヤーを30秒から1分ほど当てるだけで大丈夫ですよ。
さらに、
”風門”
大椎から指4本ほど下の背骨の両脇には「風門」というつぼがあります。
東洋医学ではこの「風門」から風邪が体に入ってくると考えられています。
ここに使い捨てカイロを貼って温めるのも効果的ですね。
東洋医学では、『気(き)・血(けつ)・水(すい)』が身体をめぐることで、生命活動が維持できていると考えています。
そのいずれかが滞ると、病気になります。
試験前の緊張からくるストレスは、気の滞りそのもの。
放置して体調不良になる前に、気・血・水の出入り口であるつぼを刺激し、流れが滞らないようにしてみてくださいね。
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