日に日に暖かくなってきましたね。

寒かった時期に休んでいた散歩を再開しようなんて考えている方もいるのではないでしょうか。

通勤では500歩も歩かない、バイク通勤の、どうも三ッ沢下町院です。

 

歩く事は脚の健康にも大変有効ですが、最近、踵の足底面が痛いと訴えて来院される方が多くいらっしゃいます。

それも激しい運動やスポーツをしているわけではなく、長時間の立ち仕事で、かつ底が硬い革靴を履いている、または重いものを持つことがおおい方に多くみられます。

こういった方の場合、足底筋膜炎が一番初めに疑われます。

踵の痛みというと、他に骨棘形成や滑液包炎などでも同じような部位に痛みを伴いますが、今回は足底筋膜炎についてお話しいたします。

 

足底筋膜イラスト右足底筋膜とは

踵から土踏まずを通って足の指の付け根(母趾球や小趾球)に向かって伸びている筋肉を言います。

足底筋膜炎とは、ランニングやジャンプなど足底に負荷がかかる事を繰り返す事で、足底筋膜が引っ張られ、筋肉がついている踵や母趾球・小趾球、または足底筋膜自体に炎症がおこったものを指します。

この筋肉は張る事で足裏の縦のアーチをつくり、足底にかかる荷重を分散させています。

これが硬くなって足底面に強く負荷がかかると、筋肉が耐え切れず炎症を起こしてしまいます。

ランニングやジャンプを行うランナーやスポーツ選手、革靴を履いて長時間歩く営業職や接客業の方、肥満気味の方などは足底面に負担がかかりやすい為、よくみられます。

 

普段生活している際、足を使わないという事はまずないと思います。

痛みが自然に引くこともありますが、長期間かかったり、かばっている反対側の足が辛くなる事も多いので、早期に治療を行う事が良いでしょう。

もし足底筋膜炎になってしまった場合はまずは以下のことを気を付けると良いでしょう。

 

足を休ませる

長距離の歩行を控えたり、運動や練習を減らすなどなるべく使わない事が肝要です。

仕事で長時間足を使う方はなかなか難しいかもしれませんが、

合間に椅子で休むなど足底に体重がかからない様に出来ると良いですね。

 

筋肉の伸縮性・柔軟性を保つ

これは足底筋膜をほぐすということではありません。

足首を動かす筋肉である下腿三頭筋や前脛骨筋などがバネのように伸縮し、

足首が着地時の衝撃を吸収して、足底面への負担をやわらげています。

これらが硬くなると、その分の荷重が足底アーチにかかってくるので、

足底筋膜への負担を分散させるためにも下腿の筋肉を柔軟に保つことは重要になってきます。

足首やアキレス腱周りのストレッチをおこなって下腿の筋肉を伸ばしていくと良いでしょう。

 

血行を良くする

炎症が起こっている部位は代謝が活発になっている部位でもあります。

新鮮な血液を必要として、代謝産物を素早く回収する事で再生を促すことが出来ます。

足底への血液は大腿、膝、下腿と脚全体を通過して行き来しているので、

この流通経路をほぐして血液の流れを改善してあげると良いですね。

 

以上三つのこと、自分でも出来る事も多いのではないでしょうか。

まごころグループではこれ以外に、再生を促すために超音波治療をおこなったり、テーピングで痛みを和らげていきます。

筋肉の痛みは早期に治療を始める事が効果的です。

痛みが出始めたら当院へおこしください。