台風が過ぎて依然としてスッキリしない日が続く今日この頃。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ここ最近、休日は雨に降られ、なかなか出かけられない、どうも三ッ沢下町院です。
昨日は秋分の日でしたね。
秋分といえばおはぎですね。
自分は、よくおはぎとぼたもちが混ざってしまいます。
そんなわけで今日はおはぎのお話をひとつ…。
おはぎの餡に使われる小豆は東アジアが原産で、
もとは中国から漢方薬の1つとして入ってきたとされています。
種まきの時期が4~6月、収穫が9,10月ごろに行われます。
秋分が9月なので、収穫したての小豆でおはぎが作られます。
摂れたてで皮が柔らかいため粒あんとして食べられます。
春分の頃になると皮が硬くなってしまうため、
皮を取り除いてこしあんとします。
おはぎに使われている砂糖は、江戸時代初期まで大変貴重な物でした。
おはぎが使われ始めた当初は、普段口に出来ない贅沢な物でした。
小豆は中国や朝鮮などでは、その赤い色には魔除けの効果がると信じられていました。
そのため、季節の変り目や引っ越しの時に、厄除けの意味であんこやお赤飯として食べられていました。
この事から、大切なお彼岸の日に魔除けの為に、贅沢なおはぎをご先祖様にお供えして邪気を払うようになったようですね。
ちなみに、おはぎ、ぼたもちの名前の由来は諸説あるようですが、
おはぎは「お萩」と書きます。
おはぎの形が萩の花が咲いている様子に似ていることから、その名がついたとされています。
花の形のように細長い俵型に整えられます。
ぼたもちは「牡丹餅」と書きます。
牡丹の花に似せてつくられるため、この名がついたとされています。
ぼたもちは花の形に似せるため、丸い形に作られます。
それぞれが花の形を模して作られているんですね。
いかがでしたでしょうか。
秋はお萩、春は牡丹餅なんですね。
これで間違いが減るのではないでしょうか。