こんにちは、三ツ沢下町です。

この暑い季節がら治療をしていると患者様から『最近、朝よく足がつるんですよ』

という声をよく耳にします。

夜寝ていて、知らないいうちに汗をかき、体の中の塩分やミネラル分が失われていきます。

いわゆる脱水症状です。

足がつるのと脱水症状との関係を今日はお話したいと思います。

脱水症は単なる脱水(水の不足)ではありません

カラダにとって不可欠な体液が不足した状態を「脱水症」と言います。

よく誤解されるのですが、脱水症とは単なる水の不足ではありません。

脱水症は体液が失われた状態ですから「カラダから水分が失われるだけではなく、電解質も同時に失われた状態」のことです。

脱水症は、汗などで体液が失われた場合、そして体液の供給が不足した場合に生じます。

体液に含まれる水分と電解質は、生命の維持に不可欠な働きをしています。

その体液が脱水症で失われるとカラダにさまざまなトラブルが生じます。


脱水症の症状は、水分が減ることによるものと電解質が減ることによるものの2つが複合したもの。

まずカラダから水分が失われると、それだけ血液(血漿)の量が減り、血圧が下がります。

すると肝臓や消化器といった臓器を巡る血液量が減り、必要な栄養素を配ったり、不要な老廃物を排泄したりする能力がダウン。

脳の血流が減ると集中力が低下しますし、消化管の血流が減ると食欲不振が起こります。


同時に電解質が失われると、体液が濃い部分を薄め、薄い部分を濃くしようとする浸透圧が維持できなくなります。

この作用はナトリウムイオンが多くを担っています。

カリウムイオンやカルシウムイオンが不足すると、神経や筋肉に悪い影響が出てきて、脚がつったりしびれ脱力が起こったりします。

 水分の摂りすぎはよくないと言われますが、適度な水分補給は非常に大切です。

できれば運動時であれば10分おきくらいに水分をとるようにしましょう。


冷たい水の方が吸収がいいようです。

アルコールと同様に、お茶には利尿作用があります。


体内の水分が不足している状態(喉が渇いている)で、お茶を飲むと利尿作用が働いて更に体内の水分が排出されてしまいます。

脱水症状を防ぐには、電解質を含んでいるスポーツドリンクを、適度に補給してあげましょう。

 もし朝、足がつったりしびれで起きたりすることがあれば、脱水症を起こしているかもしれませんね。

症状が出ることがあれば水分をしっかりとって寝ることをお勧めします。

 

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