こんにちは。

皆さん、よく肩こり・腰痛(慢性腰痛)などの痛みに【鍼治療】が効くと聞かれる事があるかと思います。

皆さんはどのような仕組みで痛みの治療が行われているのかご存知ですか?

今回は鍼がどのように治療に関わるかを簡単にお話していこうと思います。

まず、鍼治療の仕組みをお話する前に、どのような過程で肩こり・腰痛などの痛みが生じるかをお話します。

主に肩こり・腰痛(慢性腰痛)などは筋肉の酸欠状態が痛みを引き起こしているとされています。それは主に筋肉の血流の悪さが酸素不足の原因だったりします。

人の身体は筋肉の酸欠状態を感知すると、酸素が不足している部位の血管がらブラジキニンと言う発痛物質を発生させ、この部位の危機状態を教えてくれるのです。他にも痛みの原因が色々とありますが、慢性痛のものだとこれにあたります。

さて本題に戻りますが、鍼を身体に刺すとどういう効果がでるのかと言うと、鍼を刺した部位に血液(血流)集まります。

これはどういった事かと言うと、身体にとって鍼は異物でしかないのです。ウイルス、細菌や変異物質と同じ扱いをされている事になります。なので身体の生理的反応として、異物(鍼)を取り除こうとして血液集まるのです。血液にはウイルスや細菌などから身体を守ろうとする力の他にも酸素や栄養を運んだり、不要になった老廃物や二酸化炭素を運び排出してくれる役割もあるのです。異物(鍼)を取り除こうとする過程の中で身体の修復や先程お話した筋肉の酸欠状態の改善も同時に行ってくれるので、【痛み】からの回復の手助けに繋がるのです。

鍼治療はその方の持っている身体の【生理的反応】を利用した治療なのです。

その他にも鍼と同時に電気パルスと言う機械も用いた治療の仕方(神経痛に効果的)など、患部の痛みがあまりにも強い場合に、患部から離れた所にあるツボを用いて反射的に患部の治療(内臓痛など)をしたりと沢山の方法があります。

なので、鍼治療の中でも自分に合った治療があると思うので、色々と試してみるのも良いと思います。

次回は急性の痛みに効く鍼治療の仕組みをお話していこうと思います。