みなさんこんにちは!ゆりのき台院です。
最近、コロナ禍によるテレワークやオンライン授業の増加のせいなのか腰の痛みを訴えて来院される方が増えました。
そのような症状の患者さんが口をそろえておっしゃるのが「椅子が合っていない」ということです。
普段の仕事場や学校の机やイスは長時間の着座を想定したものになっているはずですが、ご自宅のリビングチェアーは主に食事用です。
食事をする姿勢と仕事や授業中の姿勢とでは全く違いますし、高さの調節もできないものが多いので、そのイスで長時間作業を行ってしまうと腰の状態はどんどん悪くなっていってしまいます。
カメラさえ繋がっていなければ誰も見ていませんので、1時間ほど座ったら一度立ち上がって身体を前後左右にストレッチするだけで全然違いますよ!
前置きが長くなってしまいましたが、本日ご紹介するツボはそんな腰の状態が更に悪化してしまったときに出てくる坐骨神経痛に効果のあるツボです。
腰をケアするツボが多いので、まだ坐骨神経痛までは出ていないけど腰が辛いという方も是非お試しください!
①足三里(あしさんり)
位置:膝蓋骨のすぐ外側にあるくぼみから指4本分下がったところ
効能:膝痛・足の痺れなど足のトラブル、腹痛・下痢・嘔吐など胃腸の不調
②解渓(かいけい)
位置:足首の前面、真ん中あたりのくぼみの中
効能:足先の痺れ、お腹の張り、便秘、軽い足の捻挫
③崑崙(こんろん)
位置:外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみの中
効能:坐骨神経痛、腰痛、頭痛、めまい、肩から背中にかけての張り、踵の痛み、足首の捻挫
④志室(ししつ)
位置:直立したときに肘が脇腹に当たる位置の背骨から左右外側へ指幅4本分ずれたところ
効能:腰痛、生理中の腰のだるさ、排尿困難、夜尿症
⑤腎兪(じんゆ)
位置:直立したときに肘が脇腹に当たる位置の背骨から左右外側へ指幅2本分ずれたところ
効能:全身の疲れの改善(特に腰)、消化不良、食欲不振、泌尿器疾患、呼吸器疾患、生殖器疾患
⑥腰陽関(こしようかん)
位置:腸骨の左右上端を結んだ線と背骨との交点すぐ下の突起
効能:腰痛、身体の重だるさ、下半身の冷え
⑦殷門(いんもん)
位置:太ももの内側でちょうど真ん中あたり。お尻の下にできる横ジワの中央と膝の後ろにできる曲がりジワを結んだ線の中心
効能:坐骨神経痛、腰痛、下肢の痛み、だるさ、こむら返り
⑧委中(いちゅう)
位置:膝の後ろにできる曲がりジワのちょうど真ん中
効能:むくみの解消、身体の循環の改善
⑨承山(しょうざん)
位置:かかとからアキレス腱に沿ってふくらはぎの方へ向かって指で押していくとアキレス腱と筋肉の境目で指が止まるところ
効能:足のむくみ、腰・背中の疲れ