こんにちは。あたぎです。
桜、散っちゃいましたね・・・。
桜といえば、皆さんは何を思い浮かべますか?
春、川沿い、ピンク、綺麗、花びら・・・。
いろいろあると思います。
僕はやっぱり黄色の菜の花とのコントラストが忘れられないですね。
河津桜です。
はい、世間話はそこまでにしておいて、治療の話をしましょう。
東洋医学について今までいろいろ書いてきました。
以前,東洋医学の豆知識part56でお伝えした「病証」について触れようかと思います。
今回お伝えするのは、皆さんがイメージしやすいであろう五臓六腑の病証「臓腑病証」についてです。
その名の通り、身体の内臓に関する病証です。
五臓六腑。全部言えますか?
肝・心・脾・肺・腎
この5つが五臓です。五臓はそれぞれが固有の機能をもっていますが、孤立しているわけではなく、相互に助け合い、制約しあう関係があり、この相互に影響しあう関係が身体の各器官の調和を保った働きを保証しています。身体の構成部分や、精神活動に対して中枢的な役割を果たしているということです。
胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦
この6つが六腑です。これらは飲食物の通路であり、栄養を消化・吸収し、大小便として排泄する働きがあります。
三焦というのは、特定の器官の名前ではなく、飲食物を消化吸収し、これから得た気血などを全身に配布し、水分代謝を円滑にする一連の機能を指します。
全部やると、とてつもない量になるので今回は五臓に絞って勉強しましょう!
五臓は上にも書いてある通り、5つがバランスよく活動することによって、身体の状態を整えています。互いに助け合ったり、制約しあう関係にあります。相生関係・相克関係といいます。
各器官には性質があります。
肝→木の性質
心→火の性質
脾→土の性質
肺→金の性質
腎→水の性質
木が無ければ火は生まれません。水が無ければ木は育ちません。
水が無ければ火は消えません。
簡単に言うとそんなイメージです。
肝臓が元気でも腎臓の元気がなければそれは病気になります。
各臓器により特徴的な症状があります。今回はそこを少しだけ紹介します。
肝→視力低下・眼精疲労・筋のひきつれ・筋委縮・月経不順
心→躁うつ病などの精神病や意識障害・言語障害・味覚障害など
脾→消化機能障害・食欲不振・食後の膨満感・身体のだるさ・ガスが溜まる・むくみ・内臓下垂
肺→咳・くしゃみ・鼻詰まり・悪寒・発熱
腎→腰や膝の軟弱化・四肢の冷え・性機能の減退・尿の出が悪い
以上、簡単に書きました。それぞれに細かい原因があるので、次回またやりましょう。
どこかの内臓の気が極端に悪いと上記のような症状が現れやすくなります。
思い当たる症状がある方は、どこか気が滞っているのかもしれません!
ではまた。