雨が降ると寒くなりますが、太陽が照っている日は少しずつ暖かくなっていきますね。
この時期は花粉で枕を濡らす、どうも三ツ沢下町院です。
梅の時期があっという間に過ぎて、写真を取りに行き損ねてしまったのですが、三月終わりになると今度は桜の時期ですね。
家族で、仲間内で、会社で花見に行く方も多いのではないでしょうか。
見て楽しむことが多い桜ですが、漢方にも使われているって知っていましたか?
桜の皮を乾かしたものを「桜皮(オウヒ)」といって排膿、解毒の効果があります。
湿疹や蕁麻疹の際に用いられます。
日本でも民間療法として、蕁麻疹や皮膚病、解熱、咳止めに利用されていました。
桜皮が含まれる漢方は十味敗毒湯が代表的です。
十味敗毒湯はその名の通り、十種類の生薬が使われていて、湿疹や蕁麻疹だけでなく水虫や皮膚炎、化膿性皮膚疾患などにも用いられます。
桜は花見だけでなく、体にもいいんですね。
皮膚病にかかった際、西洋医学的な薬だけでなく、こういった漢方や東洋医学的な考えを試してみるのもいいのではないでしょうか。