こんにちは! 小机院です。
さて、今回は当院も含めて整骨院でよく使う「電気治療」についてのお話です。
接骨院に通院すると必ずと言っていいほど、「電気!」ってやりますよね。でも、その「電気!」って、案外、その
理論や効用を正確にご存じの方は少ないのではないでしょうか。何となく言われているから、受けている、って
感じかもしれませんね。
さて、治療の後療法(怪我をした損傷組織を回復させる治療法)には、手技療法、運動療法、物理療法があります。
手技療法は、簡単に言えばマッサージですね。
運動療法はその名前の通り徒手または器具を用いて機能や体力回復を行うものです。
物理療法とは電気・寒冷・温熱・光線などがありますが、ポピュラーなものは電気治療ですね。
電気治療でも低周波、中周波、干渉波などがありますが、当院では干渉波を使っています。
効用としては、痛みの緩解や筋力改善に優れています。
では、干渉波とはどのようなものでしょう。
2つの波がぶつかると、より高い波になるのは想像しやすいと思いますが、その高い波が干渉波です。
絵で表現すると次のようになります。
2種類の低周波を体の違う所から流すと、体の内部でより大きな干渉波が発生します。
従来の単純な低周波治療よりも、より深いところを、より強く刺激することができ、血行改善、除痛に優れていると言われています。
吸盤状の2色の2つ1組の電極を同じ色が対面するように取り付け、交差するラインの中心に患部が来るようにします。
2色の電極から異なる周波数が発生し、これを身体に流すと、干渉しあう領域に干渉低周波が発生します。
それを利用した干渉波治療法は、不快感なく、電気エネルギーを身体に与えることができ治療部位に十分な
刺激を加えることができます。
それから、禁忌ですが、急性炎症、外傷、出血、高度な血行障害、急性心不全、感覚脱失、意識障害、
瘢痕組織、ペースメーカーなど体内に金属がある場合などです。
どうでしょうか。理屈がある程度分かると、施術を受けた時も何となく効いてるな、って思うのではないでしょうか。