こんにちは!三ツ沢下町院です。

12月に入ってからグッと朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。

寒さが厳しくなるこの時季、「なんだか体がダルい」「寝ても疲れが取れない」などと感じる事はありませんか?

 

今回は「冬バテ」について書いていきたいと思います。

夏バテに比べると耳慣れないかもしれませんが、まずは【4つの要因】をご紹介します。

日照時間が短い

冬は日が短く太陽の光を浴びている時間が少ないため、気持ちが沈みがちになったり、体内時計のリズムが乱れがちになったりする事が冬バテの一因です。

睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌タイミングが狂ったり、安らぎホルモン「セロトニン」の分泌量が減ったりと、ホルモンバランスにも乱れが生じます。

それにより寝つきが悪くなったり、イライラしたり、やる気が起きなかったり…

心身の疲労は溜まってしまいます。

寒さ・寒暖差の影響

寒くなると、自律神経の働きにより交感神経が優位になり血管を収縮するのですが、それが続くと全身の血流が悪くなります。

その結果、「肩こり」「むくみ」「頭痛」「免疫力の低下」の症状が出ることも。

そして、寒暖差が自律神経のバランスを崩す大きな要因です。

寒暖差10℃以上になると自律神経に影響が及び、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなると言われていますが、冬の昼夜の寒暖差が10℃以上ある日は珍しくありません。

暖房のきいた室内と屋外との温度差も夏より大きいと言われていて、実は寒暖差の大きい冬の方が、夏よりも自律神経のバランスが崩れやすいのです。

筋力が低下する

寒い冬は運動不足になりがちですが、筋肉は動かさなければどんどん衰えていき、体が冷えやすくなります。

すると、体は熱を逃がさないように交感神経を緊張させて、全身の血管を収縮させます。

寒さから身を守るためにいつも交感神経ばかりが働いて、心身をリラックスさせる副交感神経が働きにくい状態になってしまいます。

気ぜわしい

12月に入ると仕事も家庭的にもとても忙しい時期で、バタバタと休む暇がなく、気ぜわしくなりますよね。

冬は楽しいイベントなども多いのですが、交換神経ばかりが活発に働き興奮状態になってしまうと、神経がピリピリして気が休まりません。

忙しい時期こそ、休息を取りながら気持ちにゆとりを持って「緩める」生活をしながら、冬を元気に乗り切りましょう!

 

長くなってしまいましたが…

冬バテとは…
寒さや多忙などによるストレスによって、自律神経系のバランスが崩れてしまい、交感神経が優位に働きすぎてしまっている事
だと考えて頂ければ、分かりやすいかもしれません。

 

次回は【冬バテに負けない生活習慣】について、ご紹介したいと思います。