みなさん、こんにちは!

まごころ鍼灸整骨院 西橋本院です(^^)/

 

 

今回は、「湿布」についてお話をしていきたいと思います!

湿布は痛みが出た時などに、みなさんもよく使うと思います。

では、湿布の種類や効果・注意点などはご存知でしょうか?

知らない方も多いと思うので、説明していきたいと思います。

 

まず、湿布の種類は主に2種類あります。

 

①パップ剤

基本的には白色で少し厚みがあります。
冷感や温感があり、いわゆる冷湿布・温湿布などのタイプがあります。
消炎鎮痛成分が含まれているため、痛みを和らげる効果があります。
パップ剤の特徴は、医療成分の他に水分を多く含んでおり、貼った感じはひんやりとします。
水分が蒸発することによって、患部の熱を下げる効果が高いです。
粘着部分が肌に優しいため、かぶれなどの心配は少ない反面、はがれやすいのが特徴です。肌との密着性が低いため、寝ている間に剥がれてしまったりすることがあります。
そうすると湿布が固くなってしまうため、こまめな交換が必要です。

 

②テープ剤(プラスター剤)

基本的には肌色で薄いタイプです。
四角やテープ状など貼りやすい形になっており、皮膚との密着性が高くなっています。
そのため、よく動く関節や筋肉に貼っても剥がれ落ちる心配がほとんどありません。
テープ剤に含まれている成分には、インドメタシンやジクロフェナクなどの鎮痛効果が高い成分が多く、第二世代の湿布はほとんどがこのテープ剤です。
長時間の使用が可能(はがれにくい)な反面、密着性が強く剥がすときに皮膚を傷めたり、長時間の使用によって皮膚にかゆみやかぶれなどを引き起こす場合があります。
毛深い部分には向いていません。

※第二世代の湿布→インドメタシンやイブプロフェン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン、フェルビナク、ジクロフェナクなど。
湿布のパッケージに、よく書かれている成分名です。
これらの成分は「非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)」と呼ばれ、消炎効果や鎮痛効果が高いとされます。
痛みを抑えるのに効果に優れています。

 

そして、これがまた2種類に分かれます。
①モーラステープ ②モーラスパップ
③ロキソニンテープ ④ロキソニンパップ

モーラステープ・ロキソニンテープはさほど効果は変わりません。
ただ1点、モーラステープは、関節リウマチに対する適応があります。
主に慢性期の手関節の疼痛軽減効果が認められています。

 

※市販の物を含めると種類は様々です。

 

 

 

次に、「この痛みはどの湿布を使ったらいいの?」

ということについてです。

 

〇急性(急に出た)の痛みの場合

 スポーツ中のケガや捻挫、打撲、ギックリ腰などの急性のケガの場合、患部が炎症することに
 よって熱を持ったり腫れたり、赤みを帯びたりしてきます。
 炎症が広がると痛みが強くなったり、治るのに時間がかかったりしてしまいます。
 そのため、一刻も早く患部を冷やし、炎症を抑えることが重要です。
 急性の場合は“冷湿布”を使い患部の炎症を抑え、熱を下げることが効果的な治療法です。
 温湿布や第二世代の湿布には、冷やす効果がないため適していません。
 炎症が収まる1週間程度は冷湿布を施すようにしましょう。

 

〇慢性的(昔からある)な痛みの場合

 慢性的な痛みの場合、血行の悪さや筋肉の緊張が原因となって痛みを引き起こします。
 その際に効果的なのは、“温湿布”や“第二世代の湿布”です。
 温湿布のカプサイシンは血行を促進し、慢性痛の症状を改善させます。
 また、第二世代に含まれている鎮痛成分も痛みを和らげてくれます。
 慢性的な痛みの場合、冷湿布を使用すると冷え感によって痛みを増幅させてしまう場合がある
 ので注意してください。

 

スポーツ後の筋肉疲労

 スポーツ後に筋肉疲労が気になる場合は、“第二世代の湿布”を使用しましょう。
 強力な消炎・鎮痛効果があり、筋肉の疲労を軽減する効果が期待できます。
 また、運動後に湿布を使用したからといって後日起こる筋肉痛を防ぐことはできません。

 

 

では最後に、湿布の副作用についてです。

 

① モーラステープの注意点「光線過敏症」

光線過敏症とは、日光アレルギーとも呼ばれ、日光に対する過敏な免疫反応になります。
普通の方であれば問題のない日光を浴びた際に、皮膚が赤くなる、水ぶくれ、かゆみを伴う皮疹などの異常な皮膚症状がおこることです。
光線過敏症の予防には、湿布を貼っている部分を衣服やサポーターなどで隠し、紫外線が当たらないように工夫することが大切です。
また、紫外線の強い時期(夏場)は、紫外線の多い時間帯を避けて、外出するようにしましょう。

 

② “貼りすぎ”に注意!

湿布には患部の炎症を抑え、痛みや腫れを取り除く効果が期待されますが、
長時間貼っていると、正常な組織へも影響を及ぼしてしまいます。
鎮静作用のあるインドメタシンは炎症を取る以外に、筋肉を硬くしてしまうという副作用があることを知っておかないといけません。
筋肉が硬くなると、周辺の血行が悪くなりますので筋肉が弱まり、再び炎症を引き起こしたり、慢性的な痛みになったりします。
湿布の薬成分は皮膚から吸収されますので、皮膚のかぶれやかゆみの原因にもなります。
湿布をした状態で日光に当たると皮膚がかぶれやすくなります。
とりあえずで湿布を貼っている人や一日中貼りっぱなしにしている人は危険です。
湿布を貼っていればそれだけ筋肉にダメージを与えるので、どんどん筋肉を弱らせてしまいます。
不調が長引いている人・湿布が効かないからといってたくさん使っている人は、湿布の副作用が原因かもしれません。一度確認してみてください。
湿布も飲み薬や、塗り薬と同様、体内に成分を取り込みますので、回り回って体全身に行き渡ります。

そのため、湿布も“貼りすぎ”は良くないのです。

 

長くなってしまいましたが、今回はこのぐらいにしておきたいと思います。

 

もし、湿布の間違った使い方をしていた方は、今日から正しく使うようにしましょう!

 

 

 

 

 

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