蒸し暑い日が多くなってきましたね。
先日、ついに家でもエアコンを始動させました。
エアコンが入ると涼しいですね。
どうも三ッ沢下町院です。
ここ最近、三ッ沢下町院では肩に関する症状をお持ちの患者さんが多くいらっしゃいます。
症状として大きく分けると…
①肩の筋肉が強張っている。
②腕が上がらない。
③腕や背中に痛みが起こる。
この三点です。
今回は①について見ていきましょう。
①肩の筋肉が強張っている。
筋肉は動かさないでいるとどんどん硬くなってきます。
簡単に言えばこった状態ですね。
デスクワークで体を動かす時間が少なく、同じ姿勢が続く内勤が多いサラリーマン・OLの方々、
下向きで家事をしたり、買い物で重いものを持って歩く時間が長い主婦の方、
勉強時間が長い学生さんなどに多く見受けられます。
慢性的に硬くなる流れを見ていきましょう。
①筋肉は、力を入れている最中は縮こまって太くなり、硬くなります。(力こぶをイメージしてみて下さい。)
②この状態が続くと筋肉が血管を締め付けて、筋肉の中の血行が悪くなります。
③疲労物質の蓄積、酸素の供給不足がおこって筋肉がうまく弛緩できなくなります。
④その結果、筋肉の硬くなった状態が続きます。
以下②に戻る。
上記のサイクルが長期間続く事で慢性的な筋肉のこわばり=コリになっていきます。
では、改善するにはどうすればよいか。
この①~④のサイクルをどこかで断ち切ってあげればいいのです。
具体的には筋肉を緩める、溜まった血液を流すという事になります。
この二つの改善策を見ていきましょう。
縮こまった筋肉を緩めるには、それを伸ばすストレッチが効果的です。
縮まった筋肉を引っ張って伸ばしてあげる事で、血管の締め付けが減り、血流が良くなっていきます。
日常的にストレッチをして柔軟性を高めておくことで血液循環が改善されていきます。
このストレッチにもちょっとしたコツがあります。
日常的にストレッチをしているのにあまり効果を感じないなんてことはないですか?
もしかしたらやり方が良くないかもしれません。
伸ばしたい筋肉はしっかり伸びていますか?
体を動かす方向によって伸びる筋肉が変わってきます。
伸ばしたい筋肉が伸びる体制をとるという事が大切です。
さらには時間。
反動をつけて短時間で済ませていませんか?
運動前の身体の準備運動にはこのやり方でもいいと思います。
が、筋肉というのは瞬間的に引き延ばされると逆に縮こまる習性があります。
これを伸張反射と呼びます。
筋肉がいきなり延ばされると、切れないようブレーキをかけるんです。
これが起こるとうまく筋肉が伸びません。
ですが、言い方を変えれば、この反射が起こらなければ効果的にストレッチを行うことができます。
この反射は「急に」伸ばされると起こります。
これを起こさないようにするためには「ゆっくり」行うことがおススメです。
具体的には
ゆっくりと伸ばしていって、
「伸びてる~~」と感じる所で10~20秒止めておく。
というのがおススメです。
それともう一点、
溜まった血液を流すことも重要です。
こちらは固まった筋肉を揉みほぐす、動かすということで解消されていきます。
こちらで小机院の先生が首肩のストレッチや肩甲骨を動かすやり方を載せていますので、
よろしければあわせてご覧ください。
今の時期ですと冷房にあたり続けていると身体がかたまってきてしまいます。
血行が悪くなって色々な症状が出始める前に身体のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。