段々と熱くなってきてじっとりと汗をかくようになってきましたね。
皆さんはそろそろ冷房をつけ始める時期でしょうか。
未だに外の風を楽しんでいる、風が通る院、三ッ沢下町院です。
以前、こちらで腰の筋肉を傷める方が多いとお伝えしましたが、
依然として腰痛を持った方が多くいらっしゃいます。
中でも、痛みが出てくる前から背中から腰にかけて丸まっている、いわゆる腰椎が後弯している方が筋肉に痛みが出やすいようです。
今回は腰が丸まりやすい6つの生活習慣をお話ししましょう。
・座っている時間が長い
PC作業や事務作業が多いサラリーマンの方、キャリアウーマンの方々はデスクに座っていることが必然的に多くなってくると思います。
画面や書類に集中していると前かがみになってきて、気付いたら猫背!なんてことも少なくないのではないでしょうか
和裁・洋裁を趣味でされている方は、座って手元を覗き込むような姿勢になるため、前のめりになってしまいます。
中間や期末試験・国試などで長時間勉強する学生さんも、腰に負担がかかる事が多く前傾姿勢になりがちです。
・しゃがむ作業が多い
動いているからと言って腰がかたまらないとは限りません。
配管工等の狭い所で作業をされる方は、作業中の姿勢が限られていて、同じ姿勢が長時間続く事が良くあるようです。
小さい子を相手に仕事をしている保育士や育児中のお父さん・お母さんは、目線を合そうとしゃがんだり、前かがみになりやすく、腰椎が後弯しやすくなります。
・背中を丸めて座る事が多い
若い方にありがちなイスに浅く座る癖がある方は要注意。
浅く座っていると骨盤が後傾して背骨のS字が歪んで丸まってしまいます。
若い頃は靭帯が柔らかいので腰を反らせばすぐに元に戻りますが、年と共にだんだん戻りにくくなります。
家に柔らかいソファがある方も注意が必要です。
柔らかいソファは身体が沈んで腰が丸まってしまいます。
こちらも背骨のS字が歪む原因になります。
・入院中、寝たきり
病院や介護用のベッドは、寝たきりにならないよう上半身を起こせるようになっています。
背部の負担がかかる部位が変わるため褥瘡(じょくそう)の予防になりますが、
この姿勢が長時間続くと腰椎の前弯(反り)が少なくなってしまいます。
・手作業による農作業をしていた
今でこそ機械化されていますが、昔ながらのしゃがんだり、前かがみで収穫するやり方では腰に多大な負担がかかります。
長時間作業していると腰が丸まっている時間が長く、そのまま固まってしまいます。
・シルバーカーを押している方
高齢者の身体の負担を減らすためのシルバーカーも実は落とし穴。
シルバーカーはどんどん前に言ってしまうためそれを掴んでいようと上半身だけ前に倒れていきます。
この結果、背中や腰がどんどん丸まっていってしまいます。
いかがでしたか。
症例を上げていくとキリがありませんが、
これらの生活習慣に当てはまる方は腰が丸まりやすいです。
自分に当てはまるものはありましたか。
1つでも当てはまる習慣があれば、将来、腰痛に悩まされる可能性があります。
鏡で自分の立ち姿を見て前屈みになっている。
腰を反らそうとしても後ろに反れない。
そうなったら予備軍です。
腰が痛くなり始める前にケアしていきましょう。
固まった筋肉をほぐすには鍼治療が有効です。
動きが悪くなったり、重ダルさを感じ始めたら当院の鍼治療をお試しください。